[初めての方向け] 「お年賀」の基礎知識   

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お立ち寄りくださいまして誠にありがとうございます。

「お年賀」という言葉、耳にしたことはあるけれど
どういうものかはっきりしないという方も多いのではないでしょうか。

調べてみましたので、「お年賀」について一緒に学んでいきましょう。

このページでわかること

  • お年賀とは何か
  • お年賀はいつ・だれに贈るのか
  • お年賀の金額の相場
  • お年賀のNG事項
  • お年賀とお歳暮の違い
  • お年賀ののしについて

以上のことについて紹介します。

「お年賀」を知ることについて、少しでもお役に立てれば嬉しいです。
難しいことは書きませんので、安心して最後までご覧ください。

お年賀とは?

お年賀とは、新年のあいさつの際に持参する贈り物のことをいいます。

旧年中にお世話になった方への感謝と
「これから1年間もまたよろしくお願いします」
という気持ちを込めて、この贈り物を手渡しするというのが基本です。

お正月三が日の間は、何かと忙しく
お互いの予定があることも多いでしょう。
その場合には少々不躾ではありますが、宅配便で送ることも可能です。

お年賀はいつ贈るの?

正式には元旦の1月1日~1月3日の三が日の間に贈ります。
ただ、一般的には元旦の1月1日~松の内(まつのうち)までに贈るもの
とされています。

松の内とは
正月を祝う期間の事を指します。
「松飾りを飾っておく間(あいだ)」という意味です。

松の内は地域によって異なり、
関東地方では1月1日はじまり~1月7日おわり
関西地方では1月1日はじまり~1月15日おわり となります。

お年賀は遅くとも、このおわりの日までに渡す必要があります。

お年賀は誰に送ってもいいの?

贈る相手として考えられるのは

  • 実家の両親
  • お世話になっている親戚
  • 勤め先の上司
  • 取引先
  • 仲人

などが挙げられます。

しかし

お年賀は「日頃、お世話になっている方への感謝」と
「今後のお付き合いへの願い」を込めて贈るものなので、
贈る相手は限定せず、あなたが大切に思う人に贈っていいものです。

お年賀の相場は?

1,000円から5,000円が相場です。
その価格帯の中では一般的に3,000円前後の品物を贈る方が多いようです。

ただし、お付き合いの程度によって、その金額は異なります。
勤務先の上司やお取引先、両親や親戚などは、3,000円程度。
ご近所には2,000円程度の品物を贈る方が多いようです。

特にお世話になったという方には
5,000円程度のものを贈る方もいらっしゃいますが、
どんなに高価であっても5,000円程度とするのが一つの目安です。

あまりに高価だと、もらった方も委縮してしまいますので、
5,000円程度が上限と考えてください。

上記はあくまでも目安の金額です。
プチギフトなども流行していますので、
気軽に、あなたの大切な人へ新年のご挨拶で
ちょっとしたものを贈られてもいいと思います。要は気持ちですね。

お年賀のNG事項は?

やはり縁起の悪いアイテムは避けた方がよろしいです。

縁起の悪いアイテム

靴などの履き物や玄関(バス)マット
踏みつけて使用するため「相手のご恩を踏みにじる」という意味合いがある
櫛(くし)
「9(苦)・4(死)」の語呂合わせが悪い
はさみや包丁
刃物は“縁を切る”というイメージがある

他の場面でも重宝しそうな知識ですね。覚えておいてもよさそうです。
もちろん、相手が上記のようなプレゼントをご希望のときは
贈っても問題ありません。

お歳暮もお年賀も贈るの?

お歳暮を送ったならば、その翌年の「お年賀」は贈らないのが一般的です。
どちらも季節のご挨拶で贈るものです。

近い時期に2回贈るのは、贈る方も大変、受け取る側も恐縮してしまいます。

お歳暮を贈り、年始には訪問しない方はお歳暮だけで十分です。
わざわざお年賀を発送する必要もありません。

逆に年始に訪問する予定がある場合は、お歳暮を贈らずにお年賀を持参すれば問題ありません。

ただ、相手との関係にもよりますし、
地域による風習や個人の考え方でもかなり違いがあります。

お歳暮も送ったけど、年始も訪問するという方は、
菓子折りなどの簡単な手土産を持参するほうがよいかもしれません。

喪中の場合、お年賀はどうするの?

喪中の期間は、正月のお祝いをせず
静かに過ごすことが望ましいとされています。

お年賀はどうしてもおめでたいイメージになってしまうので、
贈らない方が無難です。

無理にお年賀を用意するのではなく、
後日寒中見舞いを贈るという選択肢もあります。

寒中とは1月7日~2月3日までです。
暦の寒の入りから小寒の始めから大寒の終わりの立春前までの約一ヶ月間といわれています。

お年賀ののしは?

のしや水引、またはそれらが印刷されたのし紙をかけるのがマナーです。
最近はのし紙ではなく短冊を用いることも出来ます。

水引の色は紅白をチョイス。
お年賀は何度贈りあっても嬉しい贈り物ですから、
結び方は何度でも簡単に結び直せる「蝶結び」にします。

関西方面では、一度結ぶとほどけない「結び切り」の一種である
「あわじ結び(あわび結び)」が使われることもあるので、贈る際には注意が必要です。


表書きは「御年賀」「新年御挨拶」「御年始」「賀正」などとするのが一般的です。
名前は贈り主の名前をフルネームで書き入れます。

表書き、名前ともに、濃い墨を使って筆で書くか、
または黒いペンを使います。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は「お年賀」について、紹介しました。

これらの情報が少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。