「お歳暮」とは?「お中元」や「お年賀」とどう違うの?

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「お歳暮」とは一体どんな意味があるのでしょう。
「お中元」や「お年賀」とどう違うのでしょうか?

今回は「お歳暮」について調べてみました。贈る前に知っておきたい知識を学びましょう。

このページでわかること

  • 「お歳暮」とは
  • 「お歳暮」の起源
  • 「お歳暮」の時期
  • 「お中元」や「お年賀」との違い
  • 「お歳暮」のNG事項

以上のことについて紹介します。

「お歳暮」を知ることについて、少しでもお役に立てれば嬉しいです。
難しいことは書きませんので、安心して最後までご覧ください。

「お歳暮」とは?

12月初旬から12月末までの間に、
お世話になっている方へ、
感謝の気持ちとまた来年もよろしくという
気持ちを込めて渡す贈り物のことです。

「お歳暮」の起源

中国に古くから存在する慣習、道教の行事に由来しています。
年末に先祖の霊への供物を親族や近所の人に配ったことが原型といわれています。

日本でお歳暮が始まったとされるのは、室町時代です。
その後、江戸時代では武士のあいだで上司と部下といった上下関係の間でのやりとりとして発展し、明治時代の頃には商人たちの間で利害を含んだ贈りものとなっていきました。(いわゆるお取引先)

現在では、上下関係やお取引先だけでなく親しい知人や友人、遠く離れた親族などに贈るという真心こもった風習として「お歳暮」があります。

「お歳暮」の時期は?

関東と関西によって時期が多少違います。

  • 関東 12月の始め〜12月31日まで
  • 関西 12月13日〜12月31日まで(関東よりも期間が短い)

どちらの地域でも相手方に12月20日ごろに届くように準備すれば問題ありません。

お中元との違い

違いは贈る時期です。
お中元は7月~8月に贈るもの。
お歳暮は12月初旬~12月20日頃に届くように贈るものです。

お中元は半年分の感謝として、お歳暮は1年分の感謝として、などと言われることもあります。

お年賀との違い

違いは贈る時期です。
お年賀は元旦から松の内(正月を祝う期間)までに贈るものです。
お歳暮は12月初旬~12月20日頃に届くように贈るものです。
時期はとても近いのですが、別物です。

時期が近いので
お歳暮を送ったならば、その翌年の「お年賀」は贈らないのが一般的です。
近い時期に2回贈るのは、贈る方も大変、受け取る側も恐縮してしまいますので、
お歳暮かお年賀のどちらかをお渡しすれば問題ないでしょう。

「お歳暮」の相場は?

一般的には3,000円~5,000円くらいのものを贈る方が多いようです。

感謝の気持ちに加え、来年もどうぞよろしくという気持ちもプラスするため
お中元よりも2、3割増しにするという方も中にはいらっしゃるようです。
お中元と同じ金額という方ももちろんいらっしゃいますので、
金額は個人個人の予算に合わせて問題ありません。肝心なのは真心です!

「お歳暮」のNG事項

お歳暮だからダメな贈り物というものは特にありません。
しかし、縁起の悪いアイテムは避けた方がよろしいです。

縁起の悪いアイテム

靴などの履き物や玄関(バス)マット
踏みつけて使用するため「相手のご恩を踏みにじる」という意味合いがある
櫛(くし)
「9(苦)・4(死)」の語呂合わせが悪い
はさみや包丁
刃物は“縁を切る”というイメージがある

相手が上記のようなプレゼントをご希望のときは贈っても問題ありません。

「お歳暮」ののしは?

のしや水引、またはそれらが印刷されたのし紙をかけるのがマナーです。
最近はのし紙ではなく短冊を用いることも出来ます。

水引の色は紅白をチョイス。
結び方は、また来年も贈ることが出来ますように(関係が末永く続きますように)との
願いを込めて蝶結びにします。

表書きは上部中央に「御歳暮」または「お歳暮」と書きます。

喪中の方へ贈ってもいいの?

「お歳暮」はお祝い事ではないので、喪中の方へお送りしても問題ありません。
ただ時期には注意です。
喪中で相手がバタついていらっしゃるかもしれません。
四十九日を過ぎてから「寒中見舞い」としてお送りするのが無難でしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は「お歳暮」について、紹介しました。

これらの情報が少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。